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太極拳は美容と健康に最適です 華武太極拳クラブ

太極拳ミニ知識

太極拳にまつわる中国の習慣や考え方

抱拳礼について 
 活動報告写真
  抱拳礼は武術の礼儀作法の1つです。

@    正しい形の作り方
左手の掌と右手の拳を胸の前に合わせて形を作ります。左手の掌は親指を曲げ,残りの4指は揃えて伸ばします。右手は拳を握り,左手の4指の付け根に拳面の関節の部分を合わせて前方に少し張り出します。

A    抱拳礼に込められた意味
左の掌は「文」を,右の拳は「武」を表し、抱拳礼は文武の合体を意味しています。そして左手の4つの指は4大海を,右手の拳の5つの関節は5大陸を表し、拳と掌で地球を表しています。つまり抱拳礼には、武を文でコントロールして争いのない世界にする、すなわち世界の平和、地球の平和という意味が込められているのです。

B    左手の四指の持つ意味
人差し指から順に、
「徳」:道徳を守ること。
「智」:勤勉であること。
「体」:体を養って健康であること。
「美」:心を静かに美しく保つこと。

なお、左の掌、右の拳の親指はいずれもお辞儀をするように少し折ります。ピンと立てると、相手に対して自分の方が偉いことを示し、失礼になります。

「陰」と「陽」について 
 
      「陰」と「陽 」

陰陽とは中国古代の思想で、天地間にあり、お互いに対立し、また依存し合いながら万物を形成している陰・陽二種の気のことです。もともと陰は山の日かげ、陽は山の日なたを表し、自然現象から暗と明などの対立概念を生み出し、万物生成原理へと発展していきました。例えば、

陰は静・重・柔・冷・暗・月・秋・冬・西・北・夜・水・女など 陽は動・軽・剛・熱・明・日・春・夏・東・南・昼・火・男など

をその属性とします。両者の交合によって万物が生まれ、その消長によって四季が形成されます。両者は対立する二元ですが敵対するものではなく、互いに引き合い補いあいます。また、一方が進むと一方が退き、一方の動きが極点にまで達すると他の一方に位置をゆずって循環と交代を無限に繰り返します。

 太極拳も「陰」と「陽」の二つの要素からできており、それがバランスよく組み合わされているという「陰陽学」に基づいています。「陰」も「陽」もどちらも必要と捉え、さらに「陰」の中にも「陽」があり、「陽」の中にも「陰」があると考えられています。

太極図(陰陽魚)
 
中国ではこれ(左図)を魚の形に見立て、陰陽魚と呼んでいます。

@  黒色は陰を表し右側で下降する気を意味し、白色は陽を表し左側で上昇する気を意味します。

A  魚尾から魚頭に向かって領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとします(「陰が極まれば陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず」)。

B  陰の中央にある魚眼のような白色の点は陰中の陽を示し、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、後に陽に転じることを表します。陽の中央の点は同じように陽中の陰を示し、いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、後に陰に転じることを表します。

太極図は、これを永遠に繰り返すことを表しています。


太極拳について


 太極拳の歴史(例)
   今後、こちらのコーナーへ様々な情報を発信する予定です。ご期待下さい。

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